4部昇格のへの道    相談役  G5 青木 敬

2012/04/10

会報より転載させていただきました。         

 それは遠いとおい道のりだった。平成7年、五部降格以来、毎年昇格を目指してきた我が硬式庭球部。苦節17年悲願の四部昇格を果たした。
現在のリーグシステム
卒業して学生テニスから離れて永い方々に、現在のリーグシステムを説明しておきたい。
我々のころと比べ大学数が激増、一部から四部までは各6校。五部はその他大勢で40校弱もある。その五部は8グループに分かれ、それぞれ予選リーグ戦を行う。試合は3セットマッチ、D3、S6、計9ポイント制。予選リーグのトップ8校が決勝トーナメントに進み、上位2校が四部との入れ替え戦に臨むといった方式になっている。
兵庫県立大学硬式庭球部はここ5.6年、予選リーグを勝ち抜き決勝トーナメントまで進出していたが、どうしても入れ替え戦まで進めない状態が続いていた。
五部一位から四部昇格まで
私は、一昨年予選リーグ勝利の後、決勝勝トーメント一回戦に勝利し、あと一勝で入れ替え戦に進出するという対大阪経大戦 (アウェイ) を観戦した。午後からのシングル戦、勝敗を決めるポイントの試合は折からの雨の中、双方ねばり合い、強打せずつないで、つないで、照明点燈、ナイターの超ロングゲームとなった。決着がついたのは5時間30分経過した夜の6時過ぎ。残念ながら今一歩のところで入れ替え戦に進めなかった。当方の選手は、試合終了と同時に疲労困ぱいで倒れてしまい、救急車で運ばれる結末。正に死闘だった。私は、このような試合を見たのは初めてだった。
この日の試合を見て、この監督、この選手たちなら、来年はきっと勝ち上がれると感じた。
昨年春の淡水テニスクラブ総会、役員交代選出の際、「今が大事な時だ。強い指導者が必要」と既に3期務めていただいた小幡会長に続投をお願いし、引き受けていただいた。
我々も会長の背を熱くせねば、の気持ちで昨年のリーグ戦の観戦応援に努めた。
リーグ戦開始
第一戦、京都教育大戦、6―3 (アウェイ)
第二戦 大阪芸大戦  9―0 (ホーム・姫路)
第三戦 京都外大戦  8―1  (アウェイ)
先ず、危なげない試合振りで決勝トーナメントに進出した。
決勝トーナメント
第一戦 大阪電気通信大戦 (アウェイ) 6―3 と余裕の勝利。(これは準々決勝にあたる)
さあ、第二戦に勝てば2位以内が確定し、入れ替え戦進出が決まる。インターネットの連絡が輪を広げ、この試合からОBの応援人数がぐんと増えた。
第二戦、和歌山大戦 (ホーム) 6―3
和大といえば、昔定期戦を持っていたことがあり、懐かむ人も多いはず。
応援観戦の元ベテランОBから、異口同音に「上手くなったなー!」「我々のころよりレベルは数段上だ!」と賞賛、感嘆の声が。落ち着いて、堂々たる戦いぶりであった。ゆったりした気持ちで観戦できた。
 これで入れ替え戦進出は決定。いよいよ、5部リーグの一位決定戦
第三戦、大阪国際大戦 (ホーム) 7―2
  この日はОB、ОG、現役と50名に及ぶ大応援団で、試合でも声援でも敵を圧倒していたようである。
四部の天理大が、学連へのリーグ戦申し込み手続きの不備で、五部に自動降格となったため、わが校は四部昇格が確定した。私は、残念ながらこの日は所用で観戦できなかった。
 夕刻、小幡会長から吉報が入り、翌日には喜びと感動のメールが私のバソコン画面に飛び交った。
 今回は台風の影響でスタートが遅れ、9月7日から二日おきに予選リーグ3試合、18日から24日まで決勝トーナメント3試合の過密な日程の団体戦だったが、一人の故障者も出さず、気持ちを引き締めて一丸となり、選手は良く頑張ってくれた。
よくやった、勝利した選手諸君を讃えたい。
 この6校との試合内容の詳細は別項で報告されると思うが、内容を分析していると、
9試合×対戦6校 計 全54試合
54試合中42試合の勝利 勝率 77.8%  勝利42試合中ストレート勝ち39試合  ストレート勝率 92.8%
勝利42試合中1ゲームも与えなかった試合8試合 ゼロ封勝率19.0%
こうした数字が示すように、名実ともに5部でダントツの一位校であった。
 力の差はあっても選手諸君の試合態度は立派だった。おごらず、あなどらず。どの相手に対しても紳士的で気持ちが良かった。こうした謙虚な態度は、対外強化練習などを通じて己の真の力を知ったことによるのではないかと感じた。
四部昇格の要因
勝利した要因は色々考えられる。
‖膤惺臺擦慮用
平成16年、神戸商大は県の施策により姫路工業大、兵庫看護大と合併し、兵庫県立大となった。
これにより選手層が広がった。合併のメリットを体育会クラブとしても大いに甘受している訳だ。(ラグビー部もようやくチーム編成ができたと聞く)
また、小幡会長は姫路ОB会長松崎さんの県立西宮高校庭球部の先輩に当たり、双方の部の連携が円滑に行われていることも大きなプラス材料である。

リーグ戦の後、姫路支部の会長は黄さんに引き継がれた

神戸、姫路両支部は、普段夫々のコートで練習しているが、春・夏の合同夏合宿でレギュラー選手を絞り込んでいる。
リーグ戦のレギュラー選手は
神戸支部: 田村・松下・鶴原・松浦
    姫路支部: 奈良・竹野・田中
   以上7名のメンバーで戦った。
∩手層に広がりと厚み
有難いことに、ここ数年は有力な経験者の入部が続いており、部員数の増加と共に、全体のレベルアップにつながっている。

神戸支部; 男子部員20人、女子部員10人。新会員名簿による

特に昨年は四回生(田村・松下・奈良)がレギュラーメンバーに残留してくれたことが大きな戦力になった。
一方、今回の対戦各校は選手数が少なく、層の薄さが目立った。特に、決勝トーナメント大阪電通大との試合では相手の選手が少なく、アウェイの当校にレフリー、線審を依頼してきたほどであった。
小幡会長兼監督の存在

小幡さんは学部17回、1967年卒、68歳。以降監督と記す

監督が永年に亙り、熱心に選手の強化を図ってこられたことは皆さんご承知のことと思う。マンスリーテニス会を定例化し、有力ОBとの対戦を通じて選手の技術向上に努めてこられた。  特に昨シーズンは外部の強力選手を招き、男女の強化練習を実行された。また、神戸学院、大阪教育大といったリーグ上位校にトップクラスの選手を派遣し特訓を受けさせたりされた。
こうした思い切った強化策は、今も現役としてオールジャパンを目指し、各地のベテラン大会を転戦している小幡監督、その人脈があればこそできた業である。 
「この特別強化練習が、とても良い勉強になりました」と選手諸君は感謝の気持ちを声にしている。
リーグ戦に於いて、多くの対戦校には、コートに指導者の姿が見られなかった。当方には戦況を見守り適切なアドバイスをし、激励する監督の姿があった。このあたりに選手を奮起させ、勝利につなげる要因があると感じた。
3セットマッチ、9試合の立会いといえば、これは一日仕事。監督としての活動は、時間、経済、様々な面で大きな負担をお掛けしていることを、会員諸氏は承知していなければならない。
四部リーグへの心構え
四部には、往年のライバル、国立の阪大、神大を始め、関西外大、龍谷大、大阪国際大(五部から昇格 )が手ぐすね引いて待っている。   
これ等の諸大学は学生数が多く、現役支援の基盤も強力である。
それ等に対抗し、四部において確固たる地盤を築くために、幾つかの提言をしたい。
々垢覆襯譽戰襯▲奪廚班員の増強
常に部員の確保に全員で当たって欲しい。〈数は力なり〉である。そして、主将を中心に抜けた四回生の穴を生めるべく、気持ちを引き締めて全員のレベルアップを図ってもらいたい。
∧心両面の援助強化
淡水テニスクラブは現役援助資金の倍増を図るべきである。現役に期待するのなら、我々も支援の糧を増やさねばならない。それにより選手個々の負担軽減、活動し易い環境の整備を図ることができる。
今回のリーグ戦前に、これまではバラバラだった試合用のユニフォーム(ポロシャッツ)を、選手たちは自前で整えた。先輩としての非力さを感じ、申し訳ない思いをした。(しかし、今回の四部昇格を祝して、ОBより男女全部員にポロシャツを新調贈呈できた)
最近のクラブ会費納入者数、及び納入率を見ると( 通信の届いている350名が対象 )
平成21年 納入者64名
 納入率 18.2%
平成22年 納入者83名
 納入率 23.7%
と極めて低い。
現役時代に淡水テニスクラフの支援を受けていたことを思い起こし、未納入の方は今年から是非会費の振込みをお願いしたい。

今は過去にさか上る会費徴収はしていない

4篤弔鮖戮┐襯好織奪佞魄蕕討茲
現在、監督を支える現役強化担当を定めているが、皆さん仕事を持っておられることもあり、十分に機能していない。監督一人に重い荷物を持たせているのが現状だ。将来を見据えて、監督をサポートできる指導者を育てるのが急務と思う。
また。姫路支部ОB会と現役支援の共同歩調を取れないだろうか。一層の連携強化策を検討すべきであろう。

 昨年の女子部は、残念ながら予選リーグで1勝2敗。決勝トーナメントには進めなかったが、或る時期大学女子テニス界に女王として君臨していた同志社女子大に5―0で勝利した。同校の現戦力に問題があったにせよ、記憶に残る一勝と言えよう。
練習に励み、部員の増強に努め、上位を目指して頑張っていただきたい。

▲一覧に戻る